会頭 年頭所感

大館商工会議所 会頭 中田 直文


皆様、新年明けましておめでとうございます。
平成26年甲午の年頭にあたり、一言御挨拶を申し上げます。 

  私、昨年の秋に会頭を拝命致しました中田直文ございます。改めてよろしくお願い申し上げます。 
  日本商工会議所の三村新会頭は現場主義と双方向主義を行動の指針に上げました。又、会議所には三つのミッションがあると言っています。一つ目は「会員企業の発展」次は「地域の発展」最後が「日本の発展」そして、これらが同じ方向を向いていることが極めて重要である、と仰っています。 
  「そもそも会議所の役目は、誰の為に何をやるべきか」先入観を持たずに、行動していきたいと思っています。   
  その為には三村会頭の指針である「現場主義」「双方向主義」を心に留めたいと思います。現場の意見をどんどん聴いて、それについてのキャッチボールを繰返しながら、少しでも「会員企業の発展」「地域の発展」へと繋げていければ、と考えております。現場の意見とは、会員夫々事業所での泥臭い体験から出てくる生の意見であり、日々の仕事を通じて実感される問題点であります。昨年7つの部会と女性会、青年部の言わば9つの小委員会で夫々の意見を出して戴き、それらを集約しました。個別の内容迄は御紹介出来ませんが、大館市に対しての要望として近いうちに提言する予定です。 
   H26年度事業につきましては、計画骨子についての検討を始めておりますが、三役を主体に何度か精査しながら、3月の常議員会を経て通常総会にお諮りする予定です。

 基本スタンスを若干申し上げますと、
1、競争力ある企業の育成のため、会議所の各種事業の推進と支援
2、交流人口の増加に向けて、観光の視点を取り入れた街づくりと提言と近隣地域との 
      情報共有と連携プレー
3、農商工連携・農業の6次産業化:元気な農業とのコラボレーション
4、誘致企業と地元産業界との交流促進及び元気な企業へのいい意味での依怙贔屓 
他にもいろいろと検討中でございます。

  昨年の実績についてはあまり触れませんでしたが、きりたんぽまつり等既に皆さん御承知でしょうし、来年度も更にブラッシュアップしていくつもりです。
  話は変わりますが、ゼロダテ、釈迦内サンフラワープロジェクト、レールバイク、シャイニングストリート、ウィーンフィルを楽しむ会、大町特選落語会、まだまだあると思いますが、これらの活動には共通点があります。いずれも、行政とか会議所が仕掛けて始まった動きではありません。夫々の人の熱い思いがあって、自分たちで出来ることから始めようと行動を起こしたのです。
 地域の誰かに、何かしてほしいといったのではなく、自分たちがこの地域に対して何が出来るかを問い、行動を起こしたのです。
 もうお気づきの方もあると思いますが、この言葉はアメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディの大統領就任演説の一節です。
 国家があなたに何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国家にたいして何が出来るかを問いなさい。
 この「国家」という言葉は「秋田県」「大館市」「商工会議所」「会社」「地域」等に置き換えてみてもいいと思います。 
  他力本願ではなく自力本願でありたいということであります。他人事と書いてひとごとと読みます。最近ではTVでも平気で「タニンゴト」と言っているのが気になりますが、自分事という日本語があるかどうか判りませんが、他人事ではなく自分事として物事をとらえていきたいものだと思います。又、兎角秋田県人は人の足を引っ張るとか、批判ばかりするとか、マイナス思考の人間が多いかの如く自虐的に言う人もいますが、もっと前を向いて自信を持つべきだと思います。

 今年は是非、皆様と共に「他力から自力へ」更には自力で頑張っている人の足を引っ張るのではなく、手を引っ張って応援するような風土に変えるための飛躍の年にしたいと念じております。

 平成26年が皆様にとりまして、記憶に残る、かけがえのない一年になることを心よりご祈念申し上げ、年頭のご挨拶と致します。今年一年よろしくお願い致します。

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